SPYD 概要
SPYDは米国の高配当株式に投資するETFです。主にS&P 500指数に含まれる銘柄の中で高配当高利回りの上位80銘柄に均等に投資するETFです。
年間信託手数料:0.07%
手数料は管理会社が運用や管理にかかる費用を一部投資家に負担する形で自動的に差し引かれます。
また2024年は40$付近を推移しており、1株の最低購入金額は1$=約145円として約5800円となっています。
ETFとは「上場投資信託」呼ばれる投資商品であり、投資信託よりも管理費が安い、市場が開いていればリアルタイムで取引できる、という利点があります!
SPYDの特長
SPYDは高配当高利回りのETFであり、年間の配当利回りは4.15%(2024/8)となっています。配当は年間4回で、3月、6月、9月、12月に口座に振り込まれます。
高配当メインの銘柄で構成されているためSMHなどと比較して株価の推移は激しくありません。そのため安定的かつ長期的にインカムゲインを狙いたい投資家に人気の商品となっています。
SPYDの構成銘柄は将来有望な企業が多数含まれているS&P 500の中から選ばれているため、長期的にはキャピタルゲインも期待できます。次項で長期的なリターンについて解説します。
ETFリターン成績
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月足でのSPYDの価格推移です。
価格($) | 増減 | 2年前比(%) | |
2016 | 20 | ||
2018 | 27.7 | +7.7 | +38.5% |
2020 | 32 | +4.3 | +15.5% |
2022 | 37.5 | +5.5 | +17.2% |
2024/8 | 44.2 | +6.7 | +17.9% |
SPYDの価格推移は好調で、2016年以降2年ごとに価格を見ると安定して+15%以上の成績を維持しています。またSPYDは高利回りのETFであるため約4-5%/年で配当金を得ることができます。
年間配当を4%として2016年に100万円SPYDに投資していたとすると、2024年には約300万円になっています!(為替変動は考慮していません。配当は再投資する場合です。)
SPYDは安定して配当を得られるETFですが、優良企業が多く含まれているため株価も6-7年で2倍に増高しています!
SPYDは配当4-5%/年 さらにキャピタルゲインも期待できる!長期投資の代名詞銘柄!
リスク
SPYDは長期的に安定した収入が期待できますが、以下のようなリスクもあります…
- 為替リスクがある
- SMHやQQQなどに比べて成長性は劣る
1に関しては米国個別株、米国ETFでは必ず円高リスクが伴います。
2に関しては高配当な分、SMHやあQQQなどと比較して成長性が劣ります。配当分配に資金が流出するため、株価自体が上昇しにくく、キャピタルゲインは他の低利回りETFと比較して低下する傾向があります。
そのため米国市場が強気な相場で、他の商品よりもパフォーマンスが劣ることがあります。(逆に弱気相場で比較的安定した価格を保てるメリットがあります!絶対ではありませんが・・・)
総合評価
SPYDは急激な下落リスクが少なく、毎年安定した高配当が得られる人気ETFです。ビッグリターンよりは安定した収入を得ることに重きを置いているため、少額投資よりはある程度まとまった額を投資できる方におすすめできると思われます!
総評:
リターン ★★★☆☆
下落リスク ★★☆☆☆
価格安定性 ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
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