SMH 概要
SMHはヴァンエック社が提供する米国ETF商品であり、正式名称はVanEck Semiconductor ETFと言います。
このETFは主に米国を中心とした半導体メーカーや関連企業の株式で構成されており、技術革新やデジタル、AI化の進展に伴う半導体需要の拡大に対応した商品です。
AIの技術革新、さらに世界人口が増加していることを踏まえると、今後半導体やそれら関連の製品はますます需要が高まると予想されます！
年間信託手数料：0.35%
手数料は管理会社が運用や管理にかかる費用を一部投資家に負担する形で自動的に差し引かれます。
また2024年は250＄付近を推移しており、1株の最低購入金額は1$=約145円として約36000円となっています。
ETFとは「上場投資信託」呼ばれる投資商品であり、投資信託よりも管理費が安い、市場が開いていればリアルタイムで取引できる、という利点があります！
構成銘柄
SMHの上位10社の構成銘柄とおおよその割合です。構成銘柄や割合は運営会社が日々のニュース等を加味して多少変化するのでおおよそで表します。（2024/08/22現在）
- エヌビディア（NVDA）・・・21.6%
- タイワン・セミコンダクター・マニュファクチュアリング（TSM）・・・13.6%
- ブロードコム（AVGO）・・・8.5%
- アドバンスト マイクロデバイシズ（AMD）・・・5.2%
- テキサス インスツルメンツ（TXN）・・・4.9%
- アプライド マテリアルズ（AMAT）・・・4.6%
- ラム リサーチ（LRCX）・・・3.9%
- アナログ デバイセズ（ADI）・・・3.8%
- クアルコム（QCOM）・・・3.8%
主にNVDA、TSM、AVGO、AMDが主要で約50%を占めています。どの企業も将来の半導体を牽引していく超大手企業で業績も安定しているため、必然的に構成銘柄を占める割合は高くなっています。
ETFリターン成績
月足でのSMHの価格推移です。
| 価格($) | 増減 | 2年前比(%) | |
| 2016 | 24 | ||
| 2018 | 46.2 | +22.2 | +92% |
| 2020 | 69.8 | +23.6 | +51% |
| 2022 | 153 | +83.2 | +119% |
| 2024現在 | 252 | +99 | +65% |
SMHの価格推移は好調で、2016年以降2年ごとに価格を見ると常に＋50%以上の成績を維持しています。つまりSMHを保有すれば、2年ごとに資産が1.5倍以上増加するということです。
2022年は半導体全般が低下しましたが、わずか1年で株価は回復し、2024年現在は最高値を更新し続けています！
2016年にSMHを100万円保有していた場合、2024年現在は1000万以上に！今後もさらにAIが発展し、半導体需要が高まることが予測されますのでSMHは一目を置く存在となることは間違いなしです！
SMHは2年で1.5倍以上！8年で10倍に！（いわゆるﾃﾝﾊﾞｶﾞ- ETF！）
リスク
ここまでのSMHのリターンを見ると投資しない手はありませんが、投資にはリスクが付きものです…
SMHのリスクについては以下が考えられます。
- 下落サイクルがある
- 為替リスクがある
- やや増減が激しい
半導体には一定期間の下落サイクルがあり、半導体が供給過多になるとしばらく下落相場が続くことがあります。
直近では2022年がその年で株価は156$から100＄まで下落しました。価格の増減もETFの中では比較的大きく、下落局面では精神的に辛くなる場面もあるかもしれません….
またSMHは米国ETFであり、ドル建てで購入する必要があり、円高ドル安が進行すれば損失となります。
これらのリスクは存在しますが、半導体需要は依然高く、2024年にはあっという間に283$の最高値を叩き出しています！個人的には現在円安で今後円高に傾くリスクはありますが、株価の上昇期待の方がはるかに大きいので為替リスクはあまり考慮しなくてもよいと思っています。
理想は下落サイクルの底値で多くの株価を取得することが理想ですが、底値を予想することはプロ投資家でも難しく、確実に資産を増やすにはドル・コスト平均法で定期的に積み立てるのがいいですね！
総合評価
SMHは大手半導体関連企業のETFであり、将来半導体需要はさらに高まると予測されています。僕も定期購入しており、今後もぜひ積み立てて購入したい商品の1つです！
総評：
リターン ★★★★★
下落リスク ★★★☆☆
価格安定性 ★★★☆☆
総合評価 ★★★★★
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